おくすりガイド

(2026年7月作成)

薬には病気を治したり、症状をやわらげたりする効果がある一方、副作用があらわれることがあります。

医師に指示された用法・用量にしたがって使用してください。体調が良くなったと自分で判断し、使用することをやめたり、量を加減したりすると、病気が悪化することがあります。

薬のことでわからないこと、心配なことなどがありましたら、医師や薬剤師に相談してください。

ボルタレンSRカプセル37.5mg

一般名 :

ジクロフェナクナトリウム

(Diclofenac Sodium)

 

販売名

ボルタレンSRカプセル37.5mg

 

形状(製剤写真等)

 

 

1.どんな薬

¡  この薬は、プロスタグランジンという物質の産生を抑(おさ)えることで、痛みや炎症(えんしょう)をやわらげます 。[持続性(じぞくせい)鎮痛(ちんつう)・抗(こう)炎症剤(えんしょうざい)]。

2.この薬を使用できない人、特に注意して使用する必要がある人

🚫 次の人はこの薬を使用できません。必ず医師や薬剤師に相談してください。

・消化性(しょうかせい)潰瘍(かいよう)のある人

・重い血液の異常のある人

・腎臓(じんぞう)に重い障害のある人

・肝臓(かんぞう)に重い障害のある人

・重い高血圧(こうけつあつ)症(しょう)の人

・心臓に重い障害のある人

・過去にボルタレンSRカプセルに含(ふく)まれる成分で過敏症(かびんしょう)のあった人

・アスピリン喘息(ぜんそく)(非(ひ)ステロイド性(せい)抗(こう)炎症剤(えんしょうざい)などにより誘発(ゆうはつ)される喘息(ぜんそく)発作(ほっさ))の人や過去にアスピリン喘息(ぜんそく)になったことがある人

・妊婦(にんぷ)または妊娠(にんしん)している可能性のある人

・トリアムテレンを使用している人

¡  次の人は特に注意が必要です。使い始める前に医師や薬剤師に相談してください。

・消耗性疾患のある人

・過去に消化性(しょうかせい)潰瘍(かいよう)になったことがある人

・血液の異常のある人、過去に血液の異常があった人

・出血しやすい人

・高血圧(こうけつあつ)症(しょう)の人

・心臓に障害のある人

・全身性エリテマトーデスの人

・気管支(きかんし)喘息(ぜんそく)のある人

・潰瘍性(かいようせい)大腸炎(だいちょうえん)の人

・クローン病の人

・消化管手術後の人

・食道に通過障害のある人

・非(ひ)ステロイド性(せい)抗(こう)炎症剤(えんしょうざい)を長期間使用したことによる消化性(しょうかせい)潰瘍(かいよう)のある人で、この薬を長期使用する必要があり、かつミソプロストールによる治療(ちりょう)を受けている人

・感染(かんせん)症(しょう)にかかっている人

・腎臓(じんぞう)を流れる血流量が低下しやすい人(心臓に障害のある人、利尿剤(りにょうざい)や腎臓(じんぞう)の働きに著しい影響(えいきょう)を与(あた)える薬を使用している人、腹水を伴(ともな)う肝(かん)硬変(こうへん)のある人、大きな手術を受けて間もない人、高齢(こうれい)の人)

・腎臓(じんぞう)に障害のある人や過去に腎臓(じんぞう)に障害があった人

・肝臓(かんぞう)に障害のある人や過去に肝臓(かんぞう)に障害があった人

・授乳中の人

¡  この薬には一緒に使用してはいけない薬や、一緒に使用する場合に注意が必要な薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。

3.この薬を使うにあたり注意すべき副作用・注意すべきこと

¡  この薬の使用により、以下のような症状があらわれることがあります。これらの症状に気づいたら、医師や薬剤師に相談してください。

主な症状

考えられる副作用など

平熱より体温が低い

体温下降

冷汗(ひやあせ)が出る、顔色が青白くなる、力が抜(ぬ)けてだるく感じる、ふらつき、立ったときにめまいやふらつきを感じる、意識がなくなる、めまい

虚脱(きょだつ)

手足が冷たくなる、顔や手足などの色が青黒くなる

四肢(しし)冷却(れいきゃく)

体が重くて動きたくない感じがする、吐(は)き気(け)、食欲がない、目の白い部分が黄色っぽくなる、皮ふが黄色くなる、体がかゆくなる、尿(にょう)の色が濃(こ)くなる、お腹がパンパンになる感じがする、急に体重が増える、血を吐(は)く、便に血が混じる(明るい~黒ずんだ赤色または黒色に見える)、ぼんやりしてまわりのことがよく分からなくなる

重い肝(かん)機能(きのう)障害(しょうがい)

¡  自動車運転等:眠気(ねむけ)、めまい、目がかすれるなどの症状が起こることがあるので、自動車の運転などの危険を伴(ともな)う操作は行わないでください。

4.ほかに知られている副作用

「3.この薬を使うにあたり注意すべき副作用・注意すべきこと」に記載されている副作用のほか、比較的よくみられる副作用の一例は以下のとおりです。これら以外の副作用もあらわれることがあります。これらの症状や、普段と異なる症状に気づいたら、医師や薬剤師に相談してください。

主な症状

考えられる副作用

吐(は)き気(け)、胃がムカムカして気持ち悪い、胃のあたりで焼け付くような感じがする、吐(は)く

悪心(おしん)・嘔吐(おうと)

胃がムカムカして気持ち悪い、胃がもたれる

胃部不快感

みぞおちのあたりに痛みを感じる

胃痛

5.保管方法

直射日光と湿気をさけて室温(1~30℃)で保管してください。

6.問い合わせ先

症状、使用方法、副作用などについて不明な点がある場合は、医師や薬剤師におたずねください。

この製品に対する一般的な事項に関する質問は下記へお問い合わせください。

製造販売業者:同仁医薬化工株式会社、https://www.dojin-ph.co.jp

販売会社:ノバルティス ファーマ株式会社 電話:フリーダイヤル0120-003-293

受付時間:月~金 9時~17時30分(祝日及び当社休日を除く)、https://www.novartis.co.jp

 

※医薬品副作用被害救済制度:お薬は正しく使っていても、副作用が起こることがあります。もしも副作用で重い健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付が受けられる公的な制度です。

制度の詳細はこちらをご覧ください。

https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html

 

なお、抗がん剤、免疫抑制剤や抗ウイルス薬などにはこの制度の対象にならないものがあります。対象外となる医薬品はこちらから検索いただけます。

https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0022.html